26
2月
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デッサン力って?

と、書いたけど、そんな大それた話じゃない。

 

先日、ネットをうろうろしてたら、「編集さんからデッサンの練習を(以下略)」と言われた云々っていうツイッターのまとめを見つけた訳なんだが、何だか不思議な認識だなぁとぼんやり思った訳で。

個人的には、自分の考えは編集者と同じ視点で捉えてて、この言われたという漫画家さんの言うことに対して「?」が一杯飛んでしまった。

勿論、言いたいことは分かるんだけど、でもそれって周りを何も見てないんだなぁって感じてしまう。

 

多分、「デッサン」という言葉が、この認識のズレを産んでいるんだろうけれども、学校出てるから上手い方という言い方は実にぶっきらぼうだと。

「下手に見えるんです」という言葉に隠れている本質に気付かない限り、多分、「雑誌に載っていてもスルーされる作品」になる可能性は出てくるんじゃないかなって感じるくらいには、自分の興味に引っかからなかった。

 

絵が上手ければ他人の目を、興味を100%惹き付けることが出来るのかというと、そう言う訳じゃないと思うんだ。

個人的に作って配布や販売をするのなら、絵が上手いはとてもステータスになるけれども、大きな枠組み(会社だったり、サークルだったりの一員として参加するってことだね)の中の一つとして作品を作る場合は、突飛した奇抜性か、周りの水準に併せた協調性っていうのは結構大事。

そもそも、編集者は一番身近な読者なんだから、その人を納得出来るだけの説得力が絵に出ていない時点で、漫画としての表現は出来ていないんじゃないかと思ってしまった。

お話を読ませることは、相手の興味を引き出し、自分の領域に引きずり込むことだから、独りよがりは駄目なんじゃないかと。

学校出てるからデッサン出来るんだから、上手いんだからそういうこと言われる筋合いはないって言っているように感じてしまったけど、上手い人は一杯居るし、学校出て無くても独学で上手くなってしまう人も一杯居る。

確かに、描く事って大変だし、努力は認められたり賞賛されたりするのは大事だと思うよ。

でもさ。

見る人はみんな同じように同じ分野を努力している訳じゃないんだよ。

全く別分野の人が、興味を持ってページを捲ってくれるっていうのが殆どじゃないかなぁ?

だとしたら、「自分の好みに合わない・興味が湧かない」ものは、「どんなに基礎が出来ていても下手に見える」んだって。

だって、好みじゃないから。興味が無いから。

好きだって思える何かがないから、好きじゃないものはどうでもいいってことだろ?

どうでも良いことに対して、いちいち感想持ちたくないし、お金って払いたくない訳だ。

そうすると、「絵はある程度描けるけど、別に見る必要無いよね」ってなってしまう。

 

編集者の言いたかった「デッサン」というのは、「人に興味を持たれるように、何が足りないのかを探していきたい」という部分だったんじゃないかな?

ただ、その魅力は絵に足りていないと感じてしまったから、「デッサン」という言葉になってしまっているだけで。

 

今回は、基礎デッサンが足りないんじゃなくて、表現のバリエーションが致命的に足りてないだと思ったし、それを黙って探すようなことはなさそうだなぁと感じてしまった。

成長、そこで止まっちゃったんだろうか。

何故か、少しだけ反面教師みたいな人だなと思っただけの話。

とても勿体ないなぁ。

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