構造が分からないと思ったらトレスしてみることも必要

絵を練習するとき、模写をしたりトレースをしたりしますよね?

まぁ、大体は模写をする方が多いとは思いますし、トレースはあんまり良い印象を持たれていないみたいですが。

 

自分自身、余り創作で絵を作る事がないので、専らファンアートを描く方が多いのですが、服や装飾品を描くのが結構苦手なんですよ。

なので、結構複雑な服装になると、早い段階でペンを放り投げたくなってしまいます。

最近、久し振りにお絵かきを再会していて、感覚を取り戻したくてFGOの落書きをしているんですが…

この服、肩のところがどうなってんの?とわかんないんですよ。

何となく理解は出来る様な気はするんですが、どれをどの順番で描けばしっくりくるのかがまだ分かっておりません。

なので、実は主人公を描くのって、あんまり好きじゃないんです。顔は比較的描きやすいのに、服がメンドクサイって思ってしまう。

 

思い出すきっかけは、落書き中に友人が行っていた方法。

で、先日。某ファミレスでまったりしながらipadで落書きしていたときに、友人がすらすら〜と主人公を描いていくのを見て気が付きました。

 
レイヤー、下に何か敷いてんのけ?
 
元絵トレスしてみてるんだが。
 
何でじゃ?
 
服よくわかんないから、トレスしてみようと思ってな。
 
あっ!

そうなんです。友人は、元絵として原画のスクショを下レイヤーに配置し、それをなぞっていたんですよ。

勿論、それをネットに公開したり、コレを自分が描きましたと言って自慢するためにそう言ったことをしている訳じゃありません。

純粋に、服の構造が分からないから一度トレスをしてみて、感覚を掴もうとしているだけです。

それを聞いて、そうだった!と思いました。

確かに、理解するためにトレスすると、形が分かりやすくて便利だったんだ!って。思ったんです。

 

形を理解するのなら、形をそのまま描き起こした方が理解しやすい。

自分自身、元々トレスに対して悪い印象は持っていません。

何故なら、原画を元に絵を描き起こす作業を大量に行っている時期があったからです。原画の雰囲気を壊さず絵を整えていくには、模写よりもトレスの方が効率は良いんですよね。模写だと、どうしても同じモノを複製する精度が下がってしまうので。

そう言った作業を繰り返していた結果、元々体を描くことが苦手だった自分でも、少しずつキャラクターの体をかけるようになりました。

それだけじゃなく、苦手意識のあった車やバイクも、何となくレベルであれば、描き起こすことが出来る様になったんです。

必要に迫られて行っていた作業だし、納期厳守だったのでトレスを行うことに対して疑問を持つよりも先に手を動かさなければいけなかったんですが、それをずっと繰り返していた結果、どこに線を置けば自然に見えるのか・どこをなぞれば形が壊れたように見えないのかの感覚を掴めるようになったんです。

そして、その経験は、今でも結構役に立っています。

 

トレースって本当に悪い事なんですか?

個人的には、絵の勉強をする方法として、トレースすること自体は悪い事だと思っていません。

模写とトレースの目的はそもそも異なっていると思うんです。模写は見て考えて描き起こす訓練が目的の勉強法で、トレースは描いて感覚を鍛えるための勉強法だと思うからです。

なので、興味があって構造が知りたい、形を理解したいと思うのであれば、勉強法として被写体をトレースしてみるのはありだと思いますし、それは確実に自分の経験値になっていきます。

ただ、そこに金銭的な評価を求めるのは違います(ちゃんとした仕事で依頼されてるのなら別ですが)。

トレースはあくまでも、自分のために感覚を鍛える手段であって、それで得たものは経験と技術であるべきだと思うんです。トレースを目的としてお金を稼ぐのは、依頼された正規の仕事以外はダメってことだね。

それに、ちゃんとトレスしたことを次に活かせなければ意味は無いです。元絵をトレースしなければ絵が全く描けないとかだったら、それこそ本当に意味が無い。

トレースを何のためにするのか、それで自分がどうなりたいのかをちゃんと考えて作業することが大事だなと、毎回思ってしまいます。

 

でも、完成しないと意味が無い。

と、まぁ色々言ったところで、何一つ完成していないから微妙ではあるんですけどね。お前が言うなよ的な感じだしなぁ。

でも、トレスしたお陰で、ちょっとだけこの服の描き方が分かってきたと思います。

やっぱり、見て描くのと線をなぞるのとでは、効率が変わることも多いなぁ…。

自分は模写よりはトレスの方が理解しやすいタイプなので、分かりにくいものに関しては、一度トレスしてみた後、見て描いて理解するようにしていく方が、情報が整理しやすいのかもしれない。

 

実際どうなのかは謎ですけれどもね。

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