このサイトを作った2017年から、更新が一時中断する2018年夏頃まで、実は文章を考えることが苦痛でした。
というのも、文章をどう書いたら読みやすいのかを見失っていたからです。
なので、当初は、文章メインではなく、写真とイラストがメインで運営する予定だったんですが、元々ズボラな性格なので、毎日猫の写真を撮るのが非常にめんどくさい訳です。
家の猫可愛いっしょ!ってやりたい気持ちはちょこっとはありますが、片付けても見栄えが悪い家の中を見せる気にもならないし、カメラを向けたら頭突きしかしてこない猫たちのシャッターチャンスを待つのも忍耐が必要ですし。なので書けるネタを探して悩むよりも、今やっている実作業を記録として残す方が手っ取り早かったんですよね。作業防備録として残したかったと言う理由もあったし。
そうは言っても、やはり文章のまとめ方を忘れてしまっている訳ですから、文章はぶつ切りのものが並んでいる状態で、必要最小限しかまとめて無いものが多いワケです。なので、実は今読むと結構読みにくいログがとても多いのであります。
それらは、時間を見つけてリライトしているのですが、ぶつ切りの文章だと、当時どこで躓いてどう悩んでいたのかが思い出せないことも結構あって困りますね。
簡単でも良いから、せめてこういう状況だったからこうだったと、もう少し詳細を書き留めておけば良かったよ。今更後悔しても遅いけど。
ところで……
以前、毎日何文字ノルマで1年間更新の話をしていた事がありますが、実は今回のログはその時に書き散らかした話のものです。
更新スピード重視で打ち込んでいたので、文章が所々破綻してはいましたが、改めて読んでみると…………思った以上にスゴイ量があったよ。
とある話なんて、1つのシナリオで12万文字……A5/2段組の本だと100ページくらいのボリュームですかね?
当時は、一本分のドラマや映画を見た後の充足感を自分のテーマとして勝手に決めていたので、もうやりたい設定てんこ盛りで色々好き放題やってたんですが、今コレと同じ情熱を持って同じように作業をしようとすると、多分出来ません。
と、言うとでも思ったか!
そうです。今回の話は、出来ないと決めつけるから出来ないと思い込むのだ。という話ですよ。
うっかり読んでしまったログファイルの中には、書こうと思って考えていたものの、完結しなかった話のストックがいくつか有りました。
このまま消滅させてしまっても良いかなと少しは思ったのですが、何かを考えて吐き出す感覚を取り戻したかったので、丁度良い機会だし、のんびり完結させるため頑張ってみようかなと思った訳です。
と言うわけで、1日4000文字で毎日話を作っていくと言う作業を、再び再開しています。
で、実際作業してみると、意外と手は動くもんですね。書きたかったシーンを作る言葉を探すことには苦労はしますが、作業を始めてしまえば思っていたよりはサクサク進んでいます。
自分ではもう出来ないと思い込んでいたことだったんですが、出来ないのでは無くやらなかっただけなんだなぁと。
まぁ、これは絵を描く時も同じ事が起こってたんですが。
それに、以前は力業でなんとかごまかしていた部分が、時間が経って表現や技術が上がったのか、依り自然に誤魔化せるようになった気がしてちょっと感動すら覚えるよ。
やらない理由をつけてそれから目を背けるのは簡単だけど、やってみると意外と出来ることって、実は思った以上に沢山あるのかもしれません。
その前にアイキャッチをなんとかしろよって話ではありますがね。とほほ……