今から話すのは2018の12月の話。
「なす」を買ってしまいました。食べられない方のなすです。
で、このなす。一体何なのかというと、ネットワークHDD(NAS)と呼ばれるものなんです。
いやね。バックアップ管理のために新しい外付HDDを買うかどうかを年末考えてたんですが、その時にふと目に入ったのがこのNASってものの存在。
調べてみると、色々と便利そうだったので、外付け買うよりかなり予算オーバーだったけど、思い切って大奮発したわけです。自分へのご褒美も兼ねて。
というわけで、今回はNASについてでも。
NASって何?普通の外付けと何が違うの?
なすって聞いて、何を思い浮かべますか?
真っ先に思い出すのは、紫色の憎いやつ。(好きな人には申し訳ない)
そうです。ナス科の植物の事だと思います。もちろん、自分も例に漏れず、それを連想しました。
でも、調べ物をしていたのは、データバックアップ用の外付けHDD。そこで始めて出会った言葉が、N・A・Sと書いてナスと読む。そう!なすの存在です!
で、このNAS。どういうものかというと、簡単に言えば、ハードディスクです。
ただ、このNAS。他のハードディスクと違うところがあります。それは、ネットワークで使用出来るハードディスクってトコロです。
とは言え、言葉では意味不明ーってなるので、図で説明される方がわかりやすいと思います。と言うわけで、まずは一般的な外付けHDDの図をペタリ。
この図を見るとわかると思いますが、よく見るタイプの外付けHDDは、パソコンのポートにUSBケーブルをぶっ刺して直接つなぐ事でデータの出し入れが出来るHDDですよね。
この場合、パソコンとハードが1台ずつなら特に不便は感じないのですが……パソコンが2台以上で、外付けが1台となるとどうなるでしょうか。
1台のHDDに対して複数のPCが有る場合、たった1台のHDDを複数のパソコンで貸し借りしないとPC上でのデータの確認が出来ません。
なので、使う人の元へHDDを貸し出す時は、毎回ケーブルの抜き差しをし、電源を切って貸し出しをしないといけないということになります。
じゃあ、これをNASに変えるとどうなるかというと……
こうなります。
各PC間とHDDの間にいるハブの存在にお気づきでしょうか。
NAS型のHDDは、モデムやハブにHDDを繋げることで、ネットワーク上に外付けハードディスクを設置します。
こうすることでケーブルを抜き差しすることなく、複数のパソコンがある環境や、インターネットを使用して外出先で使用しているノーパソなんかで、お手軽にデータの保存や取り出しが出来るようになっちゃうんですよ。
色んな端末から1台のHDDにアクセスしたい場合は、断然NASの方が楽ちんということです。
でも、一般家庭でNASって別に必要ない気がするけど?
会社内で複数台パソコンを利用してる場合は、データ共有がしやすいようにNASを使うことは効率が良いので有りだと思います。
でもこれって、普通の一般家庭では、必要なのか?といわれると、どうしても導入しなければならいない理由は無い。というのが個人的な意見です。
と、思いますよね?
じゃあ何でそのNASを導入する気になったのかというと、ただ単に、興味が湧いたからです。
正直な話、自分は写真撮影を趣味にしているとか、ネット関係に強い人間だとか、そういう感じではないんです。でも、一度興味が湧くと、うっかり衝動買いしてしまう事がありまして。今回のNASもまさにこのパターンでした。後先考えずに散財する一番駄目なパターンです。ハイ。
ちなみにNASのお値段は?
今回購入した時のお値段は、正直お安くはなかったです。なので、購入を考えている方がもしこの記事を読んでくれているのであれば、目的とご予算で十分検討してからポチってくださいです。
と、いうのも、NASを出しているメーカーさんはいくつかあってですね。その中で、今回自分が購入した商品は、Synology社の280プラスというものになります。コイツだね。
お値段は、本体が3万超え。中にセットするHDDはちょっとケチって1万超えのものが2つ。トータルすると5万近いお値段です。(今現在、同タイプのHDDは8000円くらいから買えるようです。)
おい、やたらと高いな!と思った人は、その感想は正解!
実はこのNASには幾つか種類がありまして、外付けHDDのようにつないだらすぐ使える一体型と、自分で色々パーツを購入して組み立てるキット型が存在しています。
購入したのはキットの方で、キット本体に+αでハードディスク本体のお値段が加算されているため、始めて導入する初心者にしては、かなりお財布に大ダメージな金額になっておりますよ。
NASに興味を持ち始めたときは、一体型を購入するつもりでした。だってそっちの方が楽だしね。
でも、結局購入したのはキットの方です。それはなぜかというと、キットだと、自分の目的に合わせてハードディスクを変更出来るからでした。
ところで、NASのメーカーと種類はどんなものがあるんだろう?
さて。ではこのNAS。おすすめなどで調べてみると、よくHitするのはこの辺りでした。
- バッファロー
- IOデータ
- Synology
- キューナップ(QNAP)
バッファローやIOデータはよく見るメーカーさんですが、シノロジーやキューナップはあんまり見ないメーカーさんですよね。
シノロジーさんもキューナップさんも、台湾にあるネットワークアタッチトストレージ 製品を専門のメーカーさんのようです。
で、どのNASを選ぶと良いのかってことですが、買って直ぐに使いたい/難しい事は苦手だから簡単に使える方が良いや、安心の国産が良いよねとい方はバッファローさんやIOデータさんがオススメです。
逆に、自分で色々カスタムしたい/後から拡張したい/色々とこだわってみたいなど自分で機械をカスタムしたい方は、シノロジーさんやキューナップさんのものがオススメになります。
NASには完成品とNASキットがある。
ところで…NASの完成品とキットって一体何のことなんだろう?って思いませんか?
完成品とは、読んで字のごとく買ってきて箱を空けたら、直ぐに繋いで使えちゃうモデルの事です。
それに対してキットとは、自分好みにパーツを選んで組み立てる事の出来る組み立てキットの事。
先程バッファローさんやIOデータさんが初心者向けと書いたのは、完成品のモデルの販売があるからなのです。
NASキットは自分の好きなようにカスタマイズ出来る分、買い足すパーツがあったりセッティングがちょっと面倒臭かったりもします。
で、NASを買って良かったと感じてる?
今回自分はNASキットの方を購入して設置したのですが、高い買い物だけど買って良かったと感じています。
偶にNASの存在を忘れたりしますが、描いた原稿のデータを共有したり、バックアップで残したり出来るのでいざというときにとても頼れるアイテムです。
セッティングはちょっと面倒臭かった記憶がありますが、導入して良かったですよ〜。
NASの事は今後、自分のメモ用に少しずつまとめていこう。防備録として。