デジタルお絵かきのお供に液晶タブレットを。でもWacomじゃない選択肢だって悪くないよ。

液晶タブレットを。でもWacomじゃない選択肢だって悪くない

絵を描くのにアナログ画材を使わなくなって早……何年目?今現在は、外国製の液晶タブレットを使用しています。

以前はWacomブランドの板タブだったのですが、液晶タブレットを使ってみたい欲に負けて買い換えたんですよね。去年。買った商品はコチラ。

台湾制の液晶タブレットなのですが、コレが結構良い感じなのです。というわけでそういった話でも。

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前のペンタブと現在の作業環境。

以前使用していたのは、Bambooの古いタイプのもので、もうWacomのサイトにサンプルも載ってないヤツです。

ペンは何故かFavoの時の物をそのまま使っていました。普通に使えたからね。

で、このペンなのですが、実はペン先にステンレス芯を刺して使っていたんですよ。

理由は簡単。

ボールペンの感触が欲しかったからです。

とは言え、ボールペンとペンタブのペンとでは、やっぱり越えられない壁は確かにありました。摩擦感にどうしても違和感があって、紙をタブレットの上に貼り付けて、かなり摩擦の強いヤスリがけされたステンレス芯で漸く妥協出来る感じの感触だったわけですが、タブレットを変えたら当然、このペンが使えなくなった訳です。

まぁ、メーカー自体違うので、芯を使い回せる訳がないのですが……

そもそも形状自体違ってたしね。

なので、今現在は、公式のプラスチック芯の先をヤスリがけして、せっかくの液タブなのに紙を敷いて描いています。

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Artisulの液タブに不満があるのかというと、実はそうでもない。

全く不満が無いという訳ではないものの、実はArtisulの液晶タブレット、全体的にはそんなに不満は無いです。不満がある部分はペン芯がステンレスというか金属のヤツに変更出来ないという一点のみ。

それ以外は普通に気に入っているこの商品。じゃあ、どんな商品なのかというと次へ。

Artisulの液タブスペックは?

自分が購入した内容はこんな感じ。

液晶サイズ 13.3インチ
解像度 フルHD 1920*1080
液晶形式 IPS液晶
ペン 電磁誘導方式(電池不要タイプ)
ケーブル類 HDMIとUSB+専用ACアダプタ
バスパワーで動くため、ACアダプタは使用しなくても使える。
ドライバーと取説 公式サイトよりダウンロード

現在は、自分が購入したArtisul D13という型番は生産終了しており、後継機のArtisul D13sが販売中です。

2019年8月15日を以て、日本の販売代理店がARTISUL社に業務移管されたようなので、残念ながらサポート及び詳細の確認はARTISUL社とのやりとりになるようですが……。

製品スペックの詳しいレビューはこちらのサイトさんが参考になると思います。

【Artisul D13】液タブの実力・レビューをプロが検証|セットアップ方法は簡単か | Pentablet Club

液タブメーカ―AritsulのAritsul D13の仕様、レビューをプロが検証。メーカーとしての特徴、どんなユーザーに選ばれ、どんな評価なのかを徹底調査する。セットアップ方法も確認し初心者が簡単に始められるかも検証。初めて液タブを購入検討している方にお勧めの情報。

何故このタブレットを選んだのさ?

何故このタブレットを買おうと思ったのかですが、実はWacom一択っていう選択肢が面白くないと思ったから…………げふんげふん。

根が捻くれ者なので、これじゃなきゃダメ!と言い切られてしまうと反発したくなるんですよ。

なので、真っ先にWacomが選択肢から外れました。あとはお財布的な事情もあったので。

となると、選択肢はリーズナブルな中国製タブレットになるわけですが、欲しいサイズじゃ無かったり、ケーブルが多かったりと結構悩むことに。

で、見つけたのがArtisul D13なのですが、サイズが大きすぎないこと、海外レビューが結構高い事、Macでも普通に動きそうなこと、あとはケーブルが少なそうに見えたことで心が揺れたんですよね。

と言うわけでお買い上げしました。

で、実際に使ってみてどうよ?

実際に使ってみた感じでは、ステンレス芯が使えないという部分以外での不満は全くありません。

なによりも、バスパワーで動くのがとても気に入っています。

電力がUSB経由で確保出来れば、電源を別で用意しなくて良いのはありがたいのです。

コードも複雑な配線は一切無く、PC本体に繋げるUSBと出力用HDMIの2本のみ。

ペンも充電式や電池式などでは無く、Wacomと同じように電磁誘導式なので充電する必要はありません。

画質や色に関しては、気になる人には気になるのでしょうが、基本的にモニタの色は一切信用していないので色味が違っていても気になりません。

沈み込みや誤差に関しては、基本的に手元を見て描くことをしない方が多いので、全く気になりません。(液タブである必要は……という根本的な問題が出てくるけど、細かい作業をするときは手元を見るということで)

なので、不満はステンレス芯が使えないという部分のみです。

で、結局ステンレス芯の代用的なものはどうなったのかというと……

ただ、どうしても妥協出来なかったのがペンの摩擦の感触。

やっぱりプラスチック芯だと描いたときの感触が軽いですし、表面を滑る感じがして線が上手く捕まらないのですよね。

なので、一時期はコピー用紙やガサガサ感が強いトレぺを貼ってみたり、ペン芯の先をヤスリで削って傷をつけてみたりして頑張っていました。

しかし、それを呆気なく解決したのはとある保護フィルムの存在ですよ!

 
あれ?でも、前にフィルム買ってなかったっけ?

そうです。液タブを買った時に一緒に買ったペーパーライクフィルム。実はこれとは別に普通の保護フィルムを貼っていたため存在を忘れていたのですが、物は試しと使ってみたところ……

 
うっはー!!何コレ描きやすいわ!!

そうです。実にお間抜けな話ですが、ペーパーライクフィルムを侮っていました。

勿論ステンレス芯のような感触にはまだ遠いではありますが、ペーパーライクフィルムに変えたことで今まで逃げまくっていた線をようやく捕まえられるように。

ペン先がゴリゴリ削られてコスパ悪りぃ!という部分さえ我慢出来れば、文句は無いです。

というわけで、Artisulタブレットを使っていますが、コレが壊れたらまた同じ製品を買いたいと思えるほど、自分にとっては良い製品でした。

道具はオススメを選ぶのも選択肢としては有りだと思いますが、自分にあうかどうかは使ってみないと分かりません。

安い商品でも、自分にとって使いやすいと思える物に出会えたのなら、それが一番良い道具だと思います。

Wacom以外の製品でも、イイモノはあると思うよと言うだけの話でした。

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