とんかつを食べるときのゴマとすり鉢の関係。それがちょっと気になったご飯時。

本日は午後から出かけたのですが、帰る前にお腹がすいたので、帰りに道あったとんかつ屋さんへ。

ところで、とんかつには結構、ゴマとすり鉢が付いて来るじゃないですか。

 
ごまをすり鉢でするのは分かるんだけどさー、その時ソースってどうすればいいと思う?
 
は?
 
いやさ。とんかつにソースをかけてからごまをかければいいのか、ごまをすったすり鉢にソースをそのままぶっ込んで良いのか分からなくね?

注文したとんかつを待っている間、友人にそんなことを聞かれて一瞬ぽかーん。

普通に考えると疑問にも思わないことなのかも知れませんが、確かに。改めてそう質問されてしまったら、そう言えばどちらがいいんだっけ?と、分からなくなってしまいました。

と、言う訳で、本日はとんかつのごますり鉢にソースはどうするのかという話でも。

 

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とんかつと言ったらキャベツとごま!それが必ずセットで付いてくる(イメージ)。

とんかつを食べよう!と思ってお店に入ると、とんかつに必ずセットで付いてくるものがあります。それは……

 
キャベツとごま!

です。

そこでご飯と味噌汁と口休めのお新香は?なんてツッコミは駄目ですよ。

サックサクのころもが美味しいとんかつのお供には、千切りでドーンッと盛られているキャベツと、ゴリゴリすって香ばしいごまがタッグを組んでスタンバっていますよね。

それが当たり前だと思っていたため、何でキャベツとごまなんだろう?と疑問にも思った事は無かったのですが、気になったら駄目だね。気になって気になって仕方ないって感じになるわけですよ。というわけで、疑問は解消すべし!

 

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とんかつとキャベツの関係。

 
とんかつに千切りキャベツが付くようになったのはいつ頃からなんだろう?

とんかつとキャベツの関係は、実は浅いようで長いような。そんな感じのようです。

 

その歴史、遡ること明治時代。

時は明治後半。東京銀座の【煉瓦亭】さんで、現在の豚カツが誕生いたしました!

ところがー……初めはとんかつ、豚ではなく牛で作った牛カツというか、仔牛のコートレットというものだったそうです。

 
初めは豚じゃなくて牛だったのか!

そうです、牛です。

ただね、この仔牛のコートレット。当時の日本人の口に合わなかったんだとか。そこで【煉瓦亭】の創業者である木田元次郎さんは考えました。

 
牛が駄目なら豚で作ってやるわい!ほいで天ぷらみたいに揚げたるわい!!

こうやって生み出されたのが、初代豚カツです!今が何代目の豚カツなのかは知らないけど。

で、この豚カツ。爆誕した当時の付け合わせは、実は千切りキャベツ!……ではなく、バターソテーの温野菜が寄り添っていたんだそうです。

 
じゃあ何で、今は生の千切りキャベツなんだろう?

それには日露戦争が大きく関わってくるんだとか。と言うのも、当時の日本人。

 
お野菜は生で食べないのよ〜

だったそうなのですが、日露戦争の時に若いコックさんが兵役で取られちゃったせいで、

 
温野菜は手間が掛かる……どうしようかなぁ……

となったそうで。ああでもない、こうでも無いと試行錯誤の末、

 
そうだ! ならばいっその事、キャベツを千切りにして乗っけてしまえばいいのでは!

となりトッピングしてみたらあら不思議!とんかつの油っぽさとキャベツのさっぱり感が実に絶妙なマッチング!お客さんからも大好評で、以降、豚カツのお供はキャベツ……と定番の組み合わせになったのだとか。

キャベツがお供になったのは実は日露戦争が切っ掛けなのですね〜。へぇ!

 

口当たりだけじゃ無い?豚カツにキャベツは最強の組み合わせだった!

そしてこのキャベツ。実は栄養面から見ても、実に理にかなった組み合わせなのだとか。

キャベツにはアレが含まれています。そうです、アレです!

 
キャベジン!!

え?胃腸薬の?

そうではありません。というか、まぁ、そうなんだけど。

胃腸薬にもあるキャベジンとは、実はキャベツの絞り汁から見つかった胃粘膜修復成分のこと。別名ビタミンU。そしてこのキャベジン。胃腸の働きをよくしてくれる訳ですよ!だから薬の名前にもなっている訳ですね。

 
でもキャベジンが豚カツと何の関係があるんだろ?

ということなのですが、豚カツを食べるとうぅぅ……胃もたれが……。何て経験ありませんか?で、胃もたれしたら胃腸薬を飲む。そんな経験ありませんか?

でもちょっと待った!そこで胃腸薬を飲む前に、キャベツの千切りを食べれば良いじゃ無いか!デスヨ。

そうです。胃もたれ防止にキャベツの千切りです!でもって、食物繊維とビタミンCもたっぷり持ってるキャベツさん。キャベツのキャベジン&ビタミンCで胃の調子を整えながら、揚げ物の油分は食物繊維がカーット!吸収を抑えて胃腸が元気!となるわけです。

なので、豚カツに限らず、キャベツは揚げ物の素晴らしいお供な訳なのですね。

 

じゃあごまは?ごまはいつから付いてるの?

キャベツが豚カツのお供になったことは分かったんですが、問題はごまですよ!だってこの記事ごまがメインだから。

で、調べてみてるんですが……

 
何かよく分かんない。

です。

探してみてるんですが、いつ頃からごまが付くようになったのか、何故ごまなのかが分からないんですよ。ごまってあんまり注目されていないんだろうか。

ただ、元祖ごますり豚カツは、埼玉県浦和にあるお店、【とんかつ ブー太】さんなのでしょうか?

それとも【さぼてん】さんというお店なのでしょうか?真意は不明です。うーん……

 

でも何でごまが付いてくるの?キャベツと同じように何かお得感があるんだろうか?

で、件のごまですが、実はごまも豚カツとはとても良い相性!のようです。

豚カツに香ばしい風味を添えて、より一層美味しくしてくれる魔法のアイテム、ご・ま!

ごまの栄養なんちゃらは、実に豊富で、抗酸化作用のある有名なセサミンに始まり、美肌を作るビタミンE、貧血をズバッと解決鉄分などが含まれております。が。

多分コレが一番なのかな?と思うのは、悪玉コレステロールの抑制効果。

油分たっぷりの豚カツを食べた後に増える悪玉コレステロールを退治するパワーのあるものがゴマ!なんだそうです。

なので、豚カツ+ゴマも、キャベツ同様最強の組み合わせって事なのでしょうね。

 

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なるほど。ソレは分かったから、結局すり鉢にソースってかけていいの?

で、漸くすり鉢登場なのですが、ゴマをすりすりした後のすり鉢に、豚カツソースはぶっかけちゃって良いのか?って疑問ですよ。

結論としては、ごまをすったすり鉢に、ソースを掛けて絡めた後、とんかつを浸けながら食べるのでいいっぽいです。

そうなんです。調べてみたら、どうやらすった後の鉢にソースを入れてねって紹介している、豚カツの食べ方が殆ど。なので、ゴマをすったらそのままソースを入れ、豚カツを浸して食べるでOKのようです。

ただ、人に寄ってはこういうのが苦手って人もいるらしいので、食べ方は自由でも問題はなさそうです。

なので、そこはもう、どう言うスタイルが好みなのかによるのかなとは思います。

因みに……ごまにソースだけじゃなく、キャベツにソースも美味しいぞ紹介されていましたが、キャベツには和風かごまドレッシングが好みなので、この提案は華麗にスルーして、とんかつは美味しく頂きました。

余談ついでに、ごま。

擦って食べるよりは潰して食べた方が美味しいそうで。なので、すりこぎ棒で押しつけるようにギュッギュッて潰した方がより一層美味しくなるそうですよ。

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