結構アクセスが多いので、同人小説の文字数とレイアウトを調べてみた。

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読んで字のごとくですよ、コンバンハ。

猫壁、猫はそっちのけで色々その時に思ったことを書き散らかしているのですが、その中でもかなり読んでいただいているのがこの記事であります。

そうです。同人小説の文字数の話。

一応、触り程度に文字数には触れているのですが、この記事では、書きたい内容に合わせて作ったら良いんじゃね的に、自分が素直に思っている事をまとめてあるんです。

書いた当時は自分の気持ちをまとめ終わったことによる達成感で満足していたのですが、自由に書いて良いよっていう方の意味で情報を探している訳じゃ無いかも?と最近思うようになり、なんか申し訳なくなってきたので、出来る範囲で調べてみることにいたしました。

前提として、自分は小説本を出す同人屋じゃないので、かなり大雑把なまとめになってしまっていることを、ご了承ください。

 

#皆さんのA5本小説設定を教えてください

とは言え、設定を調べるためには、大量の同人小説本を入手する必要があるわけで。それってとても非現実的……主に金銭的な意味で。

なのでサクッとネット検索です。で、見つけたのがこのまとめでした。今回は、こちらのまとめを参考に調べていくことにします。(記事がやたらと長くなる可能性が高いので、内容はA5/2段に限定します)

個人的 「皆さんのA5本小説設定を教えてください」まとめ – Togetter

#皆さんのA5本小説設定を教えてくださいをざっくりまとめてみました。問題があれば削除します

 

と、調べ物をまとめる前に、まずはこの説明を。

小説フォーマットの説明

これは、本の印面の説明図になりますです。

説明でよくある、天・地・小口・ノドって何のこと?

本を開いた時に上下・左右にある余白の事をマージンと言います。(この辺りは、Wordを使っていたりすると説明不要かもですが)

本の上下・左右にはそれぞれ名称があり、本を立てた時に上になる部分が天、下になる部分が地というのですが、左右部分のことは本を開く側(外側)を小口、接着されている綴じ側をノドと言います。小口に関しては、正しくは、ノド以外の3辺のことなのですが、一般的に小口と呼ばれるのは、ノドの反対側(前小口)の部分です。

マージンの設定は作りたい本のレイアウトによって異なりますが、ノドは小口よりも広めにとることが多いです。天地は文字が入るかどうかで、デザインを変えている事が多い気がいたします。

で、ノドは小口よりも広めということですが、何故かというと、ノドは本の背になるので、ページ数に応じて文字が読める印面が狭くなってしまうからです。

少ないページ数や中綴じというホチキスで製本する場合は、マージンを狭く設定しても文字を読んだり、絵を見たりすることは出来ます。

ですが、100ページ以上のボリュームがある本ですと、基本ホチキス製本が出来ません。なので、製本方法が、背表紙に接着剤でくっつける平とじ製本になることが多いです。

平とじ製本をした場合、中綴じのように、本を思いっきり開いて読むことが出来ません。どうしても、真ん中の部分は開きにくくなってしまうんですね。なので、ノドギリギリにまで文字や絵を配置してしまうと、仕上がった本の真ん中部分が読めなくなってしまう事があります。

それを回避するために、ノドは小口と同じか、小口よりも広めにとることが多いんです。

 

柱ってどれのこと?

小説を読んでいると、左上や右上にお話のタイトルが入っていることがありますよね。この文字の事を柱と言います。

柱は付けている本と付けていない本があるので、製作する側が付けるかどうかを決めて良いと思います。

 

ノンブルって何?

入稿するときは、必ずノンブルをつけて下さい。

こういう言葉を見たことありませんか?ノンブルとは、ページ数のことです。

コピー本の時は、ノンブルを付けなくても問題はない(自力製本なので、落丁・乱丁は自己責任デス)ですが、印刷所を使う場合は入れてあげないと印刷事故が起こる確率がぐんっと上がるので、注意が必要です。

ついでの説明終わり!では本題へGO↓

 

天(上マージン)の設定値で多いのは?

天

それでは。早速調べた結果をまとめていきます。

前述したとおり、Togetterのまとめ+αで、四方マージン・文字数・行数・文字サイズがしっかり表記されているもの(画像に記載は含まない)をリストにしたところ、56パターンほどありました。それを地道に数えていった結果がコチラです。

まずは、天(上マージン)の設定ですが、このような感じになりました。

上マージン

数えてみたところ、一番狭いのは12mm。逆に一番広いのが25mmとなっていました。

で、よく使用されている上位3つのサイズが以下の通りとなっています。

上マージン順位

 

地(下マージン)設定値で多いのは?

地

続いて、地の設定の結果はこんな感じです。

下マージン

こちらは、最小幅が9mm、最大幅が30mmとなっていました。

最も多かった上位3つは以下の通りです。

下マージン順位

 

小口(外マージン)設定値で多いのは?

小口

小口の設定はというと、こんな感じです。

小口

小口に関しては、最小幅が10mm、最大幅が25mmとなっていました。

最も多かった上位3つは以下の通りです。

小口順位

 

ノド(内マージン)設定値で多いのは?

ノド

ノドの設定地はこんな感じでした。

ノド

ノドは、最小幅が10mm、最大幅が30mmとなっていました。

最も多かった上位3つは以下の通りです。

ノド順位

 

フォントで使用されているサイズは?

文字の多きさ(フォントサイズ)については、以下の通りです。

文字サイズ

最小がサイズ7.1ptで、最大サイズが11ptとなっていました。

中途半端な端数が出ている単位は、インデザインの級数で指定している設定値、ポイントに置き換えているためです。

最も多かった上位3つは以下の通りです。

文字サイズ

 

1行で使用されている文字数は?

次に、1行に収める文字数です。

文字数

文字数に関しては、最小で19文字、最大で32文字となっていました。

最も多かった上位3つは以下の通りです。

文字数

 

1段で使用されている行数は?

次は、1段に収める行数です。

行数

1段で掲載する行数はというと、最小で16行、最大で32行となっていました。

最も多かった上位3つは以下の通りです。

行数

 

1ページ当たりのトータル文字数は?

最後に、1ページ辺りどのくらい文字があるのかを調べたものです。

総数

これは単純に、文字数×行数×2で計算してあります。

で、1ページに掲載されるであろうトータル文字数ですが、最小で608文字、最大で2048文字となっていました。

最も多かった上位3つは以下の通りです。

総数

 

上位3位までを抜き出したまとめ。

という感じで、一応表にまとめてみましたが、結局どういう感じだったのかというのがちょっと分かりにくいですね。

なので、上位3位までの項目を一つにまとめてみました。

まとめ

しかしながら、この表通りにフォーマットを作れば、全く同じものが作れる……というわけでは無いのが残念なところ。何せこの表は、各項目別に使用されている設定を抜き出しただけなのです。

作った後で、このままだとちゃんとフォーマットに収まらないんじゃね?と気づいたのはココだけの話です。

なので、上記表を参考に、大体こんな感じなのかなという見本を作ってみたのが、下になります。

 

1位の設定で、1ページ1150文字になるように設定。

Aパターン

サイズ:A5 マージン天:20mm/地:20mm/小口:15mm/ノド:20mm
フォントサイズ:9pt/25文字×23行/2段組(1ページ辺りの文字数:1150文字)
段間:10mm

 

2位の設定で、1ページ1232文字になるように設定。

Bパターン

サイズ:A5 マージン天:17mm/地:15mm/小口:18mm/ノド:22mm
フォントサイズ:8.5pt/28文字×22行/2段組(1ページ辺りの文字数:1232文字)
段間:6.3mm

 

3位の設定で、1ページ1040文字になるように設定。

Cパターン

サイズ:A5 マージン天:18mm/地:30mm/小口:16mm/ノド:23mm
フォントサイズ:8pt/26文字×20行/2段組(1ページ辺りの文字数:1040文字)
段間:10mm

 

一応作ってはみたのですが、読みやすいのは1150のパターンかなと個人的には思います。実際どうなんだろう?プリントしてみないとなんともいえないか。

取りあえず、調べてみた結果を見ていると、A5/2段組の場合、1ページで書く文字量は1000文字〜1250文字くらいが心地と感じるのかと思われます。

ちなみに、見本3種類は、下からPDFファイルをダウンロードすることが出来ます。

 

小説(A5/2段組)フォーマット フレームのみ

小説(A5/2段組)フォーマット テキスト入り

 

実際紙で見てみたい場合は、是非ダウンロードしてくださいです。

あっ。今回本文に流し込んだものは、昔書き殴ったホラーモノで、未完のやつです。この続きをどうするつもりだったのか全く覚えて無いんだが……どうするつもりだったんだろう。

 

じゃあ、本として出した場合、1冊で何文字くらいになるんだろう?

で、ようやく1冊辺りの文字数の話です。

今回は、上で作成した3つのフォーマットを基準に、100ページ、84ページ、68ページ、52ページ、44ページ、24ページのパターンを作成しています。

ただ、印刷時に表紙(表1)、表紙裏(表2)、扉、扉裏、裏表紙裏(表3)、裏表紙(表4)、奥付ページは小説本文としては印刷できないので、この7枚+奥付裏1枚(予備)の計8ページ分は差し引いている数(括弧内の数字です)で算出しています。

まとめ2

結果はこんな感じです。

100ページくらいのボリュームなら、大体10万超えるか超えないかくらいのテキスト量になり、24ページの本でしたら2万前後という感じですね。

 

ということで、一応これで目安の数字は出せたかなと。

あとは、文字数にあわせてフォーマットを設定したり、フォーマットありきで文字数を計算したりして、体裁を整えていけば良いと思いますデス。

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