Q.同人小説本のページ数って何ページからなんだろうね?

一昨日までは半袖でもまだ過ごせていたのに、突然寒くなったことにしょんぼりしているナカですよ、コンバンハ。

 

そろそろ、更新のネタも苦しくなってきたので、まぁ、適当に書き散らかしていきます。

記事のタイトルを「同人小説本とページ数」としているが、別に小説を書く予定は一切無いわけデス。

じゃあ、何でこんなタイトルにしたんだよっていうと、ネットをうろうろしていたら面白いまとめを見つけたからでありますよ。

 

第1の疑問:素人が作る小説本なら、20ページで十分なんだっけ?

このまとめ、「もっと買える金額内に〜」という部分は、言いたいことは分かります。が。同人小説なら20P/500円でまとめてちょっていう意見、正直それって可能なのかなというところが、ちょっと引っかかるんですよね。

まぁ、可能といえば可能なんだろうけども、作られる作品の内容によっては正直きついのかなと思うっていうのが個人的な意見だったりします。

 

取りあえず、A5サイズ2段組の22行・24文字で組むとして、1ページあたり1,056文字だとします。(適当なので、必ずそうなるわけじゃないです)

表紙+表紙裏+裏表紙裏+裏表紙=表周りが4ページなので、総ページ20の本だとすると、小説本文で使えるページ数は16ページ分になり、文字換算すると1,056×16=16,896文字となりますよね。

そこから、奥付や後書き、扉を差し引くと、当然文字数が減ることになるので、色々差し引いた結果、1冊あたりだいたい12,000文字〜16,000文字前後が20ページの本で使用出来る文字数と言うことになるわけです。

そこに挿絵を差し込むと、1ページアタリの文字数1,056文字がまるっと消えてしまうので、挿絵が多くなれば成る程、本に掲載出来る本文の文字数は減っていくというわけ。

勿論、1冊あたり10,000文字も必要無い内容の場合もあるのかもしれませんが、作品や世界観によっては起承転結をしっかり書きたい!もっと世界を広げたいとかあると思うので、そうなると12,000文字ってかなり少ないボリュームになっていたりしませんか?

因みにこれは2段組の場合なので、手に取りやすい文庫サイズで考えると、もっと掲載出来る文字数は減ってしまいます。

先ほどと同じ条件の22行・24文字/1段組の20ページで考えると、表紙周りまで文字を入れて漸く10,560文字です。

でも、表周りは印刷時に本文として計算しないので、−4ページは差し引かないといけません。そのため、実質MAXで使えるページ数は16ページとなり、8,448文字しか話の内容を掲載することができないということになるわけです。

そこに挿絵なんて入ったら、益々読める文字が少なくなってしまうというわけですよ。

これって、二次創作でキャラやシーンを必要な部分のみ抜粋しているお試し本とかなら、丁度良いよりちょっと多い文字数かな思うけど、一次創作の場合は十分な文字数なんでしょうか?

個人的には多分無理かなと。物足りないんじゃないかな?

 

第2の疑問:でも、マンガなら20〜30ページで収められるでしょ?って言われて、本当に収まるのかな?

で、マンガなら可能でしょ?だから小説も出来るでしょ?ってことですが、ちょっと待って下さいね。

そもそも、マンガって「絵で描けるからこそ情報を削除することが出来る」んですよね。だって、絵で見れるのに文字で同じ説明する必要ないですし、読むのもしんどくなりますし。

文字であった情報を絵で置き換えることが可能だからこそ、少ないページでも表現が可能になるんであって、これが文字情報だけならというと…………、イメージを補完するために、マンガの倍以上の情報が必要になってくるわけです。

そうじゃないと、読み手が書き手のイメージを上手く掴み取れなくなってしまいませんか?

そう考えると、マンガと同じだけの情報量を用意するためには、小説ではマンガよりも多くのページを用意する必要があると思うんです。というか、必要だよね。

 

第3の疑問:だからこそ、挿絵を使うんでしょ?って言われるけど、挿絵は必ず必要なの?

文字だけで表現するとイメージが掴みにくい。だからこその挿絵を入れるんでしょ?っていうことになるんだろうけれども、挿絵1枚を入れるためには、ページを1ページ裂かないといけないわけです。

そうなると、本来進められるはずの物語の文章を、1ページ分削除しないといけません。

で、先の話に戻りますが、1ページあたりの文字数を1,000文字とすると、挿絵を1枚挟む毎に1,000文字分の文字が使えなくなってしまいます。

1ページ分の文字数で進められたはずの時間の流れを、残ったページで捌けるのかっていうと、それは書く物語の内容によりけりなので、比較的短めのストーリーなら可能だろうし、ガチっとした骨太の内容だと不可能になる可能性は大きくなってくるのではないでしょうか。

 

第4の疑問:だったらエピソードを削って整理すればイイじゃないって言われちゃった。でも、エピソード削ったら意味わかんなくなるよ。

これは、もっともな意見だとは思います。まぁ、それも一理。

でも、そこは、作り手にとってどこが大切なエピソードなのかを、読者が意見できる事ではないわけです。

初めの方では無駄だと思っていたエピソードが、実は物語の一番重要な要で、ちゃんとしたフラグだった場合、そこに裂いた文章量は決して無駄ではないですし、逆にそれがなければ物語としては不完全な未完成品になってしまいます。

それだと、どんなに素敵なイラストを入れるためにページを削除しても、物語の全体を見るために欠けた部分があるせいで、話がうまくまとまらなくなってしまうというわけ。これじゃあ、元も子もないです。

 

結論:読みやすい内容は、長く書こうが短く書こうが変わらないと思うよ!

まとめを読んだ正直な感想としては、読みやすい内容は、文章が長かろうが短かろうが、対して変わらないと思うということです。

テンポ良く物語が進み、読むことに苦痛を感じないリズムのある文体であれば、100ページを越えても退屈は感じません。

逆に、必要な要素が欠けすぎて、作者だけにしか分からない短い物語は、ページ数がどんなに少なくても、読む側にとってもの凄くストレスになってしまいます。

文字数が多いから、ページが多いから、素人の書く物が読めないのではなく、相手に伝わりにくい文体で物語が進むから、読む時にストレスを感じてしまうっていうのが根っこにある部分なんです。

じゃあ、単純に文字を整理してページを減らせばクリア出来るのかというと、それはちょっと違うんです。

文字を整理するのは大事です。

それを校正して、誤字脱字をチェックするのも大事です。

でも、ページを減らすために削ったエピソードは、何処かの伏線になるかもしれないし、それがないと伝わらない場合はたくさんあります。

物語の整理っていうのは、読み手に分かりやすいように読みやすく文章を組み立てることであって、短くまとめればOKということではないのです。

勿論、長い文章は中だるみもあるんだろうけれども、長くなっても読み手を退屈させない展開や誘導が上手な作品は、気が付いたら読み終わります。

つまり、量を持たせるなら質を上げようってことで、ページを減らして値段を下げてって事では無いと思うんです。

 

余談:そもそも論だけれどもさ…

同人誌は自費出版なので、長くなろうが短かろうが、自分が買いたいと思えないものは手に取らなければ良いだけの話です。

何も一律全部同じレベルにまで引き上げる必要はあるのでしょうか?

売れる売れないはサテオキ、みんながみんな売れたくて本を出している訳では無い(売れるのが第一の目的ではないって事だね)わけだから、この本が好きって思える人が手にとって喜んでくれればいいんじゃないかなぁと思うんです。

ページを少なくして安くしてじゃなくて、量があるからこそ質を上げて欲しいのほうがいいなぁ。

個人的には、薄い本で中身が物足りない500円よりも、がっつりボリュームで面白いお値段高めの方が、ずっと読みたい興味はあるから、なんだかなぁ…と思ってしまった本日の話デシタとさ。

 

ついでに読む。

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